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臨場 劇場版 感想。 [ドラマ・映画]

というわけで、初日の一発目から行ってきましたよー。
客層は、予想通り? で、五十はいってそうな方々ばかりで半分埋まったかな? ぐらい。
ひょっとすると、管理人が一番若かったやもしれません。
まぁ流石に、初日からオープンにネタバレ全開で書くのもどうかと思うので
一応、隠しておきますので、見るかどうかは自己責任でお願いします。
 8/13追記:公開終了しているようなので、オープンにします。

かつて無差別通り魔事件を引き起こしたが、刑法第39条によって無罪となった波田野進。
それを主導した、弁護士が何者かによって的確に動脈を切断され殺される。
遺体を視た倉石は、そのズボンの不自然な濡れ方から、直腸温度の工作を疑う。
すると今度は、心神喪失の鑑定を出した精神科医が、神奈川県内で同じようにして殺された。
二つの事件は繋がっている、ある種必然的に疑いは遺族に向けられるが
倉石は、遺族がそんな工作などするはずがないと、一人『俺のとは違う』と主張する。

さて、導入はこんな感じですが、はっきり言って見りゃ犯人はすぐわかると思います。
まぁ、犯人が誰かが重要な作りではないですしね、どうでもいいですが
あえてひとつ言わせてもらえば、市毛芳枝の無駄遣いかなとは思いました。
いや、仕方ないんだ!! 相棒のウィンパティオを見てるとどうも精神科医を疑ってしまうんだ!?
そしてこの後、もう一人別の事件で同じように殺された
弁護士と精神科医に恨みを持つ容疑者が浮上したことで、事件は二つに分岐していきますが
ちょっとこれが、投げっぱなし感がある結末になってしまっているのがなあと思います。
前述した別の事件とは、誤認逮捕された二人目の容疑者の息子を
弁護士と精神科医が無理やり心神耗弱を理由に減軽判決を獲ろうとしたことで
息子が拘置所内で自殺、このときそもそも誤認逮捕したのが
今回の事件で神奈川側の指揮を執っていた管理官・仲根、という事件でしたが
唐突に仲根を殺そうとするのがなんともね。確かにそっとしておいてくれとは言っていましたけど
どんなことを言われても、警察官として奉職することが私の償いといっていた人にしては
短絡的すぎる行動と言わざるを得ない上、最後に仲根を追い詰めたものの
逆に追い詰められ、立原に説得されるも自殺。その後のフォローもなしだったので
これなら、ミスリード要員ぐらいに留めておいた方がよかったかもしれない?
まぁ、こちらの事件が自殺で終わってしまったこと自体は
根こそぎ拾う倉石との対比だと思うので、そこがダメということはないですけど
管理人は、こちらの事件も少なくない比重を持つわけですから
ラストに全くフォローなく終わるのはどうかなーと思います。
ドラマの臨場としては、こちらは立原の領分というかんじで作ってると思うので
そこら辺の結末も、描くべきではないかなーとおもいますけどねえ。
最後はまぁ、あれでいいんじゃないですか?
もしかしたら帰ってこれる可能性もゼロではないかもしれませんし?

しかし、今回はゲストみんなすごかったですね。
映画とかそこまで詳しくないので、自信はないんですけど
合同慰霊祭のときの若村さんの独白シーンとか、あれ何カットかあったんですかね? とか
柄本さんも、ああいう演技得意ですよね。どーも、よゐこ濱口に似てるのがつらいとこですが。
まぁ、無駄遣いの市毛芳枝はともかく、長塚京三さんはちょっと優しすぎたかな?
もーちょい、切羽詰まった悲壮感がある顔の人ならなお良かったかも。長門さんとか。
関係ないですけど、最近訃報が多い気がする。

臨場では、あまり被害者が殺されてもしょうがない人間だったことはないので
冒頭の事件に関することを、あまり尺を割いて拾うということをしなかったのは
こんなかんじになるのね、としか言いようがない部分はあるのですが
殺されたのは分かり切っていて、その犯人もその場で捕まえたみたいな状況でも
根こそぎ拾うということを、ブレずにやるという姿勢が最後の若村さん演じる関本直子に
軽いヒントを出すシーンに描き出されていて、ああ臨場だなと感じさせてくれました。
重い話ですけど、それだけよかったんじゃないかなーと思います。
でもたぶん、興収20億行くかどうかってところだろうなあ……。
正直、エンターテイメントは意識してない感じだしねえ。


水9系名物、ちょっと目立つ芸人警官は今回マエケンでした。
タグ:映画感想
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