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F1_2013 Rd.2 マレーシアGP 最終日。 [・F1_2013シーズン]

開始前に、限定的なスコールが降り、コース上のセクター1付近のみウェットと言う
非常に難しいコンディションでスタートした決勝は、最終スティントで
ベッテルが先行するウェバーをかわしワンツー、今季初勝利、通算27勝目を飾りました。
ピックは14位完走。まぁ、リタイアが多かったので、走り切ればこのぐらいは行けるとはいえ
ケータハムとマルシャには、そんな機会に一つでも上を獲っておくことは
コンストラクターズ10位を確保する上で非常に重要となってきます。
今回は、ビアンキが13位完走ですので、最悪決まってしまったかもしれませんねえ……。

しかし、レッドブルもメルセデスも今回のレースは遺恨を残す結果になってしまいました。
レッドブルは、2番手を走っていたベッテルが先にピットイン。
ミディアムタイヤを履いてコースに復帰、この時点でウェバーとの差は4秒ほど。
1周遅れて、ウェバーがピットインしハードタイヤを履いて復帰しますが
ピットアウト直後の速度差やタイヤの温度の関係も相まって
ウェバーがなんとか前には残るものの、その差は1秒以内に。
2周ほどバトルを繰り広げたのち、セクター1での壮絶な意地の張り合いの末
ベッテルがターン4でオーバーテイク、その後は差を広げて勝利を飾りました。
このとき、二人にはポジションキープの指示が出ていたらしく
それでも抜いて行ったベッテルに対して、「だまし討ちだ」と吠えていましたが
正直、管理人はポジションを守りきれなかったウェバーにも責任はあると思います。
ピット作業をわざとミスるような方法で、ベッテルを先行させたわけじゃないですしねえ。
タイヤのコンパウンドの違いやら、ウェバーに不利な要素があったのも事実ですが
コース上で抜かれた以上、なにを言ってもとは思ってしまいますねえ。
2010年のトルコの様に、お互いぶつかってポイントを失うようなことをしなければ
そこから先は、チームメイトだろうが大いに争うべきと思いますし?
チームオーダーが出ていたにしたって、ウェバーの方が無視した前歴もあるしなあ……。
メルセデスの方も、第4スティントあたりからガソリンの残量の関係で
ペースが上がらなかったハミルトンに、ロズベルグがぴったりとつける展開に。
最後のピット作業でも、ハミルトンがポジションを守り、順位は変わりませんでしたが
やはり、ハミルトンのペースは上がらず、レッドブル2台からは引き離され
後方、5番手との差は30秒前後と、ここもチームメイト同士のポジション争いに。
最終スティントの序盤、3回ほどロズベルグがバックストレートの
DRS区間で仕掛け、オーバーテイクに成功するものの
直後のホームストレートDRS区間で、3回とも抜き返されるという情けない状態。
そりゃま、ホームストレートよりはバックストレートの方が
直前のコーナーの関係で、スリップに入りやすいとはいえ、同じミスを3回もやっといて
フィニッシュ後に「Remember this one(おぼえとけよ!!)」ってのは
ちょっとないわと、管理人は思います。
連続したDRS区間の使い方は、考えないと抜き返されるのは
もうそろそろみんなわかってる筈なんだけどなあ……。
ま、この2チームはそれでも1-2と3-4でかなりポイント稼いだのでそれでもいいですが
フェラーリ、マクラーレン、ロータスは微妙な結果に。
ロータスは、ストレートスピードの不足で、前走車を抜きあぐねてたところを見ると
雨よりのセッティングだったのかなーと言う気もするので、このくらいかもしれませんが
フェラーリは、スタートでアロンソがベッテルに迫るものの、そこで接触し
フロントウィングに交換が必要なほどのダメージを負いましたが
どうせスタート時に履いていたインターミディエイトが、数周後には交換が必要なこと
完全に脱落してしまって、ダウンフォースが無くなるような状態ではなかったことから
タイヤ交換のタイミングまで、ステイアウトを選択しますが
ピットインを回避した直後のホームストレートで、運悪くウィングが脱落して
車体の下に入り込み、完全に操縦不能、グラベルに突っ込んで終了となってしまいました。
まぁ、まだ1周目でしたから、その後どうなるかわからんわけで
まだ序盤戦で、ノーポイントもそこまで怖くないとはいえ
あの状況なら、挽回のチャンスはあったはずですから、素直に入っていればと思います。
ちなみに、マッサは終盤押し迫った頃にピットインして
何とかポイントぐらいが関の山かなーとか思っていたら
ニュータイヤの利点を活かしてごぼう抜き、最終的に5番手でフィニッシュ。
最大限の仕事をこなしたと言っていいんじゃないでしょうか。
マクラーレンは、今回も終始いいとこなし。抵抗はするものの抜かれるシーンばかりでした。
ハミルトンが、マクラーレンのピットに入ってきたのは笑って済ませられるけど
バトンのタイヤをきっちり嵌めずに出したのは、まずいというか
マクラーレンのピットも、結構劣化してるなーと感じてしまいますねえ。

さてまぁ、もうチームオーダーそのものは解禁となってるわけで
やること自体は問題ないわけですが、そうは言っても
2人を平等に扱うと言っているのであれば、チームオーダーは不平等な行為なわけで
お互いに遺恨を残してしまうのは間違いない。
やはり、そう簡単に使っていいわけじゃないですよねえ……。
まぁ、フェラーリの様に、アロンソNo.1!!! マッサはセカンド!!!!! みたく
キッチリしているなら、存分にやればいいとは思いますけども。


次戦は、中国グランプリ。開催は上海とはいえ、大気汚染は大丈夫か!?
そんな中国GPは、上海・インターナショナル・サーキットで4/12開幕、4/14決勝です!!!
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