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星瞬きし宇宙の海で 第二話 Gパート [星瞬きし宇宙の海で]

 桜と交戦に入っていた直掩部隊が急に距離を取るような動きをはじめるの合わせて、艦隊の主砲も、夕霧ではなくこちらへと狙いを変えて撃ってくる。流石に当たりはしないが、明らかに撤退を支援する動きだ。追撃しなければと思うが、畳み掛けるように舷側にならぶVLSの発射口が開き、近接防空用の小型ミサイルが大量に放たれ、こちらをけん制する。
「こういうのなら、お任せできるからいいんだけど……」
 あまり射撃は得意ではないので、プログラムに丸投げしてあっさりと撃ち落としてもらうが、それで出端をくじくのが目的なのだから、そうされたところで向こうは痛くもかゆくもない。桜も似たような状況なようで、その間に多くの敵機が着艦したようだ。そして、粒子の凝集反応を残して、4艦隊は跳躍して消えた。


 つづく。
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