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F1 2011若手ドライバー合同テストまとめ。 [・F1_2012シーズン]

長期休暇やら、2週空きのときやらに行われていたテスト走行。
これには、新パーツなどをテストすることで戦闘力をあげること
レースドライバー以外の、お抱えドライバーを走らせることで
F1への習熟度をあげるという大きく二つの役割がありました。
とはいえ、どうしてもこういうことにはお金がかかるため
下位チームとの戦力均衡を目的に、廃止されました。
F1では下位≒貧乏ですからね……。
しかし、なくしたらなくしたで
マシン初期開発の方向性をミスった場合
トップに追いつくだけでも精一杯で
今年のように、無双する展開になりがちなこと
若手ドライバーが育たないので
起用することはギャンブルになりがちなため
シューマッハやらバリチェロといった40を超えるドライバーが現役で
世代交代が進まないといった問題が発生しました。
それでも、毎年何人かはルーキーがいますが
これは大概、大口のスポンサー持ちで
チームに莫大なお金を払って
乗せてもらっている『ペイドライバー』がほとんどですね。

というわけで、来期からはヨーロッパラウンド開始前に一度
合同テストが復活する運びとなりました。
こちらは、シーズン中の戦力向上が目的ですが
今週行われたのは、来年の若手ドライバー起用の目安となる
事前テストの一環で、今シーズン2レース以上出場していないことが
参加できる条件となります。
まぁ、ここでも1日乗せてもらうだけでかなりのお金が動いているのですが。

今回の注目は、レッドブルから参加のジャン・エリック・ベルニュ。
アブダビGPからひたすらタイヤのラバーがのっている状態であること
チャンピオンマシンRB7なこととかもあって
最終日には1分38秒台をだしました(アブダビGP予選5番手当たりのタイム)。
まぁ、最近はだいぶ慣れてきて速さの片鱗が見え始めた
HRTに間借中のダニエル・リチャルドも、昨年かなりのタイム出してましたからね
レッドブルに乗れれば、このくらい出せるタイムといえなくもないですが
いい仕事はしたんじゃないでしょうかね。

なぜ注目かといえば、以前から何度か話題に上げていますが
レッドブル系ドライバーのシート争いですね。
レッドブル二人はすでに確定、リチャルドのトロロッソ昇格もほぼ確定。
となると、トロロッソのドライバー二人がどちらを放出するか
そして、HRTのシート買い上げを続行するかどうかが問題です。
管理人は、放出はセバスチャン・ブエミ
シート買い上げはなしではないかと予想しております。
ブエミはもう、ランキングで負けていますし
マシンがコースに合っているときに限ってリタイアという不運はあるにせよ
そこまで含めて実力なのは、どのスポーツでも同じですわな。
ここから巻き返すには、表彰台に乗る
ポールポジションから5番手ぐらいでフィニッシュするぐらいは必要でしょうか。
HRTに関しては、今年買い上げてまでリチャルドのシートを用意したのは
リチャルドを飛び級で、レッドブルに起用することを考えていたからではないかと。
根拠は、ウェバーの契約更新が遅かったことですね。
HRTのマシンはそれはもうしょぼいですが、そのマシンでコンスタントに
リウッツィ・ヴァージン・トゥルーリより前に出るとかが出来れば
飛び級させようとしていたため、早急に試す必要があったからではないかと。
レッドブルの人事担当は外様嫌いに定評のあるお方ですからねえ。
しかし、その目論見は崩れたわけで
今年のベルニュについては、過大評価はされないでしょうから
シート買い上げも今季末を持って終了ではないかと。
まぁ、もし契約続行ならばベルニュが乗ることになるのかな。

他はまぁ、先立つもの次第になりそうですが
ヴァージン、ジェローム・ダンブロシオのシートは空くのではないかな?
リウッツィあたりはどうなるかなあ……、微妙なところですね。
ルノーはもう、三人のうち金払いのいい二人になるでしょうね。


しかし、フェラーリはあんまりジュール・ビアンキを出し惜しみしてると
そのうちに旬を逃すことになりそうな……。
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