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二次創作 アトリエ(3) [二次創作SS]

突然ですが、このSSのコンセプトはラステル×ユーディーではありません。
もちろん、ユーディーのアトリエは原作のゲームからして
それはもう全力でラステル×ユーディーではあります。
二人のイベントでかかるBGMのタイトルが『ちぎり』だったり
実は、ユーディーと呼ぶのはラステルだけだったり
果ては、真EDはラステルと別れたくないから帰らないという選択だったりね。
だから、このSSでも基本はラステル×ユーディーなのですが
管理人は思うことがあります。「クリスタも大概じゃね?」と。
というわけで、ユーディー×クリスタがコンセプトなのです。
まぁ、完全なユーディー×クリスタは話がおもつかなかったので
本編をなぞる形で、ちょっとクリスタに甘えるぐらいになっちゃいましたが。

ところで、女性キャラはあとエスメラルダとパメラがいますけど、この二人は淡白ですよね。
まぁ、パメラのほうは「マナケミア」でパメラが持っているくまのぬいぐるみは
ユーディーのもの説が正しいのなら、忘れないではいてくれてるようですけどね。
アルビレス学園は、マリーかエリーが作ったっぽい記述があるんだそうな。
管理人は見つけきらんかったけども。

さてそろそろ、本編に行きましょうかねー。
次回たぶん最終回。

ユーディーのアトリエ~想いの深淵~


「ポストさん、何かわかった?」
「氷室やお主が見つけてきた遺構はの、どうやら限定的にじゃが時間を制御しておるようじゃな」
 クリスタに発破をかけてもらった私は、原因を確かめるべく学究都市ヴェルンにある図書館の館長であるポストさんに相談した。何の手がかりもない状態だったが、文献を漁り各地を回ってなにかヒントになるものがないかを探して氷室のことにいきついたのである。
「まぁ、お主の竜の砂時計じゃったか。あれは、もともと数秒から長くても数分程度時間をとめるアイテムだったわけじゃろう? それにお主がこの200年後に跳ばされてきたのも、暴走に近いものじゃったわけじゃ。つまり、純粋に力不足だったのではないかのう」
「じゃあ、もっと大きいの作れば戻れるのかな?」
「それはまぁ、そうかもしれんがの。竜の角は使い切ったのじゃろう?」
 その言葉に私はがっくりうなだれる。この時代で唯一竜の角を持つアルテゲヴァルトはすでに倒してしまったし、これ以上手に入れる方法があるかはわからない。200年前に採取していたゼベドラゴンはすでに絶滅したらしいから。
「ならもう、戻れないのかな……」
「言ったじゃろう、氷室やあの遺構は時間を制御できるようじゃと。あそこなら過去に戻ろうとする力を強化できるかも知れんが、試すすべがないのが問題じゃな」
「そっか」
「まぁ、お主は本来200年前にいるべき人間じゃ。ある程度以上過去へ戻るように作用させられれば、後はあるべき場所へ導いてくれるとは思うがの」
 それはそうかもしれない。とはいえ、不安はぬぐえない。もしまた別の時間へ跳ばされた場合、どうにもならなくなることも考えられるのだ。
「とはいえ、危険もあることは事実じゃからの。よく考えて決めるがいい」
「よく考えて……」


 つづく。
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