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日5 機動戦士ガンダムAGE 第二十八話感想。 [アニメ]

管理人はAGEの基本設定である『三世代百年戦争』を聞いたとき
一世代目(フリット)は、戦争という大きい流れの中では
どうでもいい一局面が終わったらそこまで。F91のような感じですね。
二世代目(アセム)は、地球圏の意思統一を成して終了。
強いて言うのであれば、Wみたいな感じでしょうかね?
三世代目(キオ)は、言うまでもなく完全決着。
というような流れで、進めていくんだろうなーと思ってました。
うん、まぁ予想通りではあったけどさ、低年齢層向けを謳っていながら
粛清なんつー手段で、意思統一するとは思わなかったですよ……。
もちろん、この展開でも丸く収める方法はありますよ?
でもそれって、キオかアセムにフリットを
ゼハート? にイゼルカントを倒させることなんですけどね。
もう、これならホントに対異星人とかスカイネット化したAGEシステムとの生存戦争にするか
ヴェイガン陣営で、地球と戦う話にでもしておけば
こんな、意味もなく複雑な流れにする必要はなかったと思うんですけどねえ。
で、話は変わりますが裏切者は連邦首相でした。
まぁ確かに、あの首相はただの駒なんでしょうけど
なぜ、前半でちょろっと出ただけのよーなキャラを裏切者にしたのか……。
裏切り展開って、身近な人が裏切るからこそ、その恐怖とかを演出できるものでしょうに。
話の中心人物として絡んでいてこそ、感情移入もできるのですから
あんな人じゃあ、ヴェイガンと通じていようがなんしようが、ふーんですよね。
それにやっぱり、戦略戦術に関わる人じゃないとってのもあるかな。
出番二ヵ所!! とかな人じゃあ、ピンチになりようがないですもんね。
フリット編で、ヴェイガン兵から託された指輪? 絡みでウルフさんが通じてたとかだと
尺さえ取れれば、面白くできたんじゃないかなあ。せめて副司令あたりにしておけば……。
とはいえ、国のトップが通じていたというのに、この緊張感のなさはちょっとなあ。
フリットの方が、よっぽどヤバい思想の持ち主だからだと思うけど。

戦闘の方ですが
「今は任務がある」→首相の前で棒立ち待機
とか、意味不明すぎてなんとも……。
なんで、とっとと撃たないんだっつーのよ。
すぐ後ろをアセムが追っかける(二機が同時に映る構図)でもいいし
アセムも、大統領のところで待ち構えてもいいよね。
特務隊ということだから、周辺に現れた時点でホイホイ駆けつけるより
護衛対象の傍に詰めておいた方がいいと思うしね。
まぁ、今回のヴェイガン新型は、竜モチーフであることを活かしていて
なかなかいい戦い方やデザインだったんじゃないかなと思いますよ。

さて、アセム編の総評ですけど
ひとえに、アセム編第二話の挿入歌ダイジェストがすべての元凶とだと思います。
アセム編としての起承転結において、話の中心にあるのが三人の関係性ですが
その構築のためにやったはずの学園パートでダイジェスト投入というのが
本当にどうしたいのかわからない。それでも、あのダイジェストから得られる情報としては
アセムとゼハートは友情を構築・ロマリーはゼハートに惚れた、ぐらいでしょうか?
でも、今回「二人の姿にあこがれてたの」とか言ってましたが
ダイジェストでは明らかにゼハート見つめて頬染めてましたし
件の「いいな」発言はどうなるんだっつーのよ。
まぁ、あのまま押し通すとなると、「ゼハート行方不明だから、キープのアセムに乗り換えるわ」
としか見えないから、そっちが理由だと言い張るならそれでもいいけど
どうしてそういうところに気を使って、セリフなり表現なりのチェックをしないんだろう。
管理人だって、書いてる途中でもっといいアイデアが浮かんだ時は
遡って適切な修正を施した上で入れますよと。
また、アセムとゼハートの友情というのは、当然縮図として入れているのでしょうから
素直に、「敵だから撃たなければならないけど、友達だから撃てない」という葛藤だけでも
アセム編の話を作り上げることは十分てきたはずです。
そこに余計なXラウンダー云々とかを絡めるから、アセム差し置いて
フリット無双とか入れざるを得なくなったと言わざるを得ないですね。
さっきも言ったように、縮図として入れてるはずなので
全体の最後には手を取り合えるという方向性に、持っていくのだとは思いますし
アセムも最終的には、友達に戻れるということを実感したはずなのに
なんで、まだフリットに従ってんでしょうねえ……。
まぁ、総じて言うなら余計な要素を絡め過ぎているからこうなるんじゃないかな。
日野氏はこれ、書いてて楽しいんだろうか?
作者があまり楽しみ過ぎて、自己満足になるのも良くはないと思いますが
最低限、自分も楽しめないような作品は、絶対他人にも面白くないと思いますがねえ。

さて、次回からいよいよラストのキオ編。
今までは、せめて2クールあれば、2クールあればと言ってきましたが
全五十話想定で残り二十二話、言い訳は出来ないと言っていいでしょうね。
せめて、キオ編ぐらいは無難に纏まればいいですけど、期待はしない。
しかしもう、三回目のガンダム大地に立つ!! なわけで、どうしたって飽きが来ますな……。
やっぱり、いろいろ無理があるわこの作品。


今週のロマリーさん。
突然のモラトリアム宣言もあって、まったく祝福できないあたり流石。
苦難を乗り越えてやっと結ばれたとか、そんなわけでもないし
場面だけあっても意味がないですわなあ。
まぁ、ガンダムで祝福したい主人公とのカップルって
シーブック×セシリーとか、トビア×ベルナデットとか、ガロード×ティファぐらいだけどね。
三流のハッピーエンド小説版なら、バーニィ×クリスとかもかな。
とはいえ、なんだかんだでエミリーよりはましな気もするロマリーさんでした。
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