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水9 科捜研の女 Season23 第一話感想。 [・科捜研の女]

水曜日ですが、東映枠には戻ってきたので
音楽だったり、セットだったりのもったいなくて戻せない事象以外は
大体、木曜時代に戻っててよかったなと思います。
昨シーズンのような縦の話に全力な初回でもなかったですしね……。

しかし、今回の話は少しやりすぎだったのではないですかねえ?
そう感じる要素はいくつかあるのですが、まずは話からの真っ当な推理の難しさで
犯人に繋がる描写が、「骨董店と繋がりがある」以外全くない上に
割られた骨董の犯人にとっての重要性も謎解きパートまで語られないので
消去法で導き出すのすら、かなり厳しかったと思います。
冗談抜きで“刑事ドラマウォッチャーの直感”が、一番現実的だったんじゃ?

次が、あまりにも多いミスリード描写。
まぁ2hSPということもあるのでしょうが、そもそもミスリード要員が
本並さん奥さん、阿久津刑事の二人と人数自体多い。
動機に関しても、奥さんは会社関連で揉めてそう程度ですが
阿久津刑事に関しては、途中で土門さんが言っていた
「実行犯二人を逮捕させたい」というなら、十分なものがあります。
さらに、動機だけではなく具体的な描写もあり、本並さんが経営する会社は
ニッケルメッキを扱っていることが、商品パンフレットに記載されていたりしますし
冒頭でマリコさんにネコをして、事件の目撃者と言わせたのも
決めての毛髪の持ち主にネコを連想させ、奥さんと思わせるなんてのもありました。
阿久津刑事は太秦駅前のシーンの先回りしてそうな描写や
爆死した方の部屋のゴミ箱から伝票を見つけたシーンの自作自演っぽい感じなど
確かに、櫻井氏の傾向としてミスリードに凝ることはたまにありますが
今回レベルは流石に、覚えがないですかねえ……。
もっとも、阿久津刑事は本並さん家やフライングボディプレスかました方には
動機がないので、闇バイト空き巣への関与はなく
爆死した方が2年前の詐欺師と知った後、レギュラー陣より先に見つけ出して
殺した可能性はあっても、指示役である可能性は極めて低いのですが。

どうでもいいのですが、事件直後なら木を隠すなら森の中理論で
観光地ウロチョロも分かりますが、数日たってからウロチョロする理由付けが
上手かったなあと思いました。……まぁ廃工場に来たのが
警察じゃないのは分かったと思いますから、ビビりすぎな気はしますけど。

藤倉刑事部長の佐伯本部長への意趣返しにほっこりしていたら
土門さんまで、スーパー無茶ぶりしだして、びっくりしましたね。
土門さんとその相棒は、こういう場合、「一緒に行くぞ」か
「(自主的に)行ってきた」の方が多かったと思いますし。
さて、まぁ出られない人を除いて、美貴ちゃん以外は劇場版に出ましたから
そんなに久しぶりというわけでもないのですけど
泰乃さんは京都府警に残っている人ですから、君嶋君と既に知り合いみたいな
そういう関係性が作られたのは、嬉しい感じがしましたね。
……そういえば、そろそろTV放送しますかね? 劇場版。

次回は、誘拐事件。監禁場所を探す系ですねー。


本並さん夫婦に、その意趣返しは意味ないと思う……。
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