水9 相棒 Season21 第八話感想。

なんというか、トリオ・ザ・捜一回にも
もう少し手心というものをと、ある度に思いますね。
……所謂イイ話なのは、三浦さんのせんみつだけだと思いますし
辛い思いをしないで済んだ話ですら、伊丹刑事の失職ぐらいじゃないかなあ。

さて、創作におけるダイイングメッセージは
読んだそのまま犯人を示していたら、話が広がらないですから
なにかしらの無理を入れないと仕方ない、それは今回もそうです。
そうなんですが、ダイイングメッセージというのは
死の間際の朦朧とした意識の中、限られた時間で遺すメッセージですから
余計なことを考えずに出てくる書き手の普段通りの書き方で
画数が少ないとなお良し、みたいなところはあると管理人は思ってます。
そういうことを加味した上で、今回のメッセージである
「衣川」を崩した「えつ」は、そのふたつの条件をある程度満たしていますので
“納得できなくはない”というライン上にありはするのですが
どの程度普段通りなのかが、描写が少なくて分からず
モヤらないかって言われるとモヤるので、普段の描写がもっと欲しかったと思います。
というか、こういう中途半端に納得できるものよりはいっそ
その場で考えたクイズだわ、画数結構多いわとやらかした
殺人の定理の〇の中にa drinkぐらい荒唐無稽な方が、という気もしないでもないです。

管理人は、普段ぞんざいな扱いをしてても、実は信頼してるのが分かるシーンに
滅法弱い……と言っても、右京さんと伊丹の関係は
大門未知子と加地先生の関係と比べたら、別にぞんざいってわけでもないですが
それでも今回のラスト、亀山が来る前の行はかなりグッと来ましたね。

さて次回は、長澤まさみは出ないけど、都市伝説の女。


伊丹回と芹沢回、どっちが本人たちにキツイのか。

タグ：相棒 相棒S21 ドラマ感想