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火9 科捜研の女2022 Season22 第八話感想。 [・科捜研の女]

庇ったはいいけど、ほとんど意味がなかったってだけの展開なら
仕方ないかなと思いますけど、余計な罪状を積み増しした上
効果がないことばかりしているのは、流石にちょっとなあと。

今回、樹木医の曽根は“写真を撮られて困る恩人の娘”に思い当ったことで
撮影を阻止するために、2mも登れば枝が折れるよう細工をしました。
しかし、細工の結果を確認に行くと、精々軽い怪我と考えていたターゲットは死んでいて
カメラからはメモリーが抜かれているという、まさかの状況になっていました。

この状況ですが、カメラからメモリーが抜かれていることから
誰かしら、自分ではない人間の介入があったことは確定しますが
ターゲットを殺したのが誰かということは確定しません。
自分の予測よりも枝が耐えてしまって、想定より高いところから落ちたり
折れるタイミングは想定通りでも、超絶打ち所が悪かったと言ったことが
絶対なかったと判断することは、あの状況では出来ないので。
したがって、想定外が起きたのだとすれば、被害者を殺害したのは自分となりますし
そうでなければ、自分ではない誰か(メモリーを抜いた人間の可能性大)となります。

ここで最初に戻りますが、恩人の娘のために撮影を阻止するのが
枝に細工をした動機ですから、撮影者が死んだことによって
撮影自体の阻止は出来たことになりますが、撮影されて困るということは
殺害の動機も成立するということですから、引き続いて警察の目を
恩人の娘から逸らす必要が生じることになり、工作を行ったわけですが
やったこととしては、細工をした枝とカメラを隠すと遺体を別の場所へ運ぶの2つでした。
ただこれ、実際そうだったように、カメラを隠しても被害者がパパラッチだったことから
なにかスキャンダルを撮影しようとしていたのではないかと推理されてしまいましたし
運んだのも、血痕がない/靴に銀杏が付いていないことから運ばれたことがバレたため
多少の時間稼ぎが出来た以外、どちらもほとんど意味を成しませんでした。

では、どうすればよかったかですが、メモリーカードを買ってきて
被害者の指紋を付けた上でカメラに入れておく、これだけでよかったと思います。
まぁ一応、撮られているものと思って殺して奪ってみたけれど
確認したら撮られていなかったので、それなら残しておいていいじゃんと
残していった可能性は残りますけど、枝の細工に警察が気付かなければ
事故で済まされる可能性が高くなりますし、気付かれたとしても
樹木の知識と木登りの能力を求められるので、警察の目をより自分に引き付けられます。
なにより、死体遺棄を積み増しすることはないので
最終的にすべて暴かれてしまっても、傷は最小限と言えるでしょうからね。

しかし、今回は今回というより、話にも出た
去年のオーディション回の補完回になっちゃった感じがしますね……。
そりゃ、メンバーの秘密を握って蹴落とそうなんて奴は入れられませんし
どんな秘密だろうが、隠しおおせるならOKになりますわね。

というわけで、次回最終回。


やっぱり真部氏一人木曜テイスト……。
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