星瞬きし宇宙の海で 第六話 Rパート [星瞬きし宇宙の海で]
夕霧では出番に備えて準備が続けられる中、初音はコンソールに随時送られてくる4艦隊の侵攻状況を見つめ、提示されたこの後のプランと見比べていた。
-初音、ここだけタイミングを15秒遅らせて-
-……確かに、了解-
すぐにプランは修正され、その通りに防衛システムが攻撃を開始する。すると、変更されたことによって、命中弾が1つ増え、4艦隊の減速も少し大きくなった。そういうやり取りを続けていると。
-初葉、怪しまれてない?-
-た、たぶん……-
初葉と呼ばれた少女は、先ほどまでとは打って変わって自信なさげにそう返す。
-いや、さっきの桜、訝しげな顔してたから-
-見てたなら聞かなくても……-
-……私たちの出番になったら代われるから、なんとかやり過ごして-
-分かってる……-
つづく。
-初音、ここだけタイミングを15秒遅らせて-
-……確かに、了解-
すぐにプランは修正され、その通りに防衛システムが攻撃を開始する。すると、変更されたことによって、命中弾が1つ増え、4艦隊の減速も少し大きくなった。そういうやり取りを続けていると。
-初葉、怪しまれてない?-
-た、たぶん……-
初葉と呼ばれた少女は、先ほどまでとは打って変わって自信なさげにそう返す。
-いや、さっきの桜、訝しげな顔してたから-
-見てたなら聞かなくても……-
-……私たちの出番になったら代われるから、なんとかやり過ごして-
-分かってる……-
つづく。