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日5 機動戦士ガンダム 水星の魔女 第十九話感想前編。 [アニメ]

ぶっちゃけ、「地球側との交渉を成功させて実績に!!」が上手く行くとは
全くもって1ミリも思ってなかったですが、それでも一応は
ミオリネを総裁にするための逆転の一手として地球に向かうわけですから
ここまで、プロスペラ自らぶち壊すとは思ってませんでした。
ただまぁ、動機はブッ放す直前の台詞の額面通りっぽいので理解はしやすいかな?

GUND搭載MS、ガンダムの開発はやりたくてやっていたわけではなく
ヴァナディースが買収されたことで代った新しい雇い主オックスアースから
やれと言われて、やりたくもない兵器利用の研究をやっていただけなので
間違いなく“GUNDの理念を歪めた大罪人”です。
しかも、それが理由で皆殺しの憂き目にあったわけですから
そんなのが工作組織として復活しているとなれば
「恨むな」というのが無理な話なのは分かります。

さて、そんなこんなで工作組織となったオックスアースは
フェンさんの推測では宇宙議会連合の強硬派(?)の手駒で、彼らを使って
ベネリットグループを力で押さえつけて、手中に収めるつもりだろうとのこと。
つまり、ブッ放す直前の台詞の後半、「エリーの邪魔をする」は
あのずらっと並んだ30~40機のプリプロルブリスが
ベネリットの施設(プロスペラはプラント・クエタ以外どうでもいいでしょうが)の
直接攻略作戦に使用される予定だったとか、そう言うことで
だからこそ、先んじて破壊したと考えるのが素直でしょうか。
言うなれば、るろ剣の京都編で志々雄討伐のために斎藤が集めて
大阪に待機させてた剣客たち50人を、通りがかりの宇水が殺したような感じで。

そんな地球の大惨事と、マルタンの告白によって
“一番ではないのが分かっていても、選択することはある”と学んだスレッタは
もう一度立ち上がり、真意を確かめるために動きだすことにはなるのでしょうが
……これって縋り方が変わっただけで、エアリアルやプロスペラに対する依存から
抜け出したわけではないと思うのですけど、違うのですかね?
まぁ、エリクトのスレッタを思う気持ちはホンモノだと思いますから
それはそれとして、スレッタが人としての肉体を持っていることへ妬みがあるとか
そう言うことでもない限りは、エリクトとスレッタのもう一度の決裂はなさそうなので
完全復活と考えてしまってもいいのかもしれませんが……。


ケナンジさんへの気持ちは、「巻き添えで死ね」ぐらいだったっぽいですね。
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